【番外編】名画の秘密ってミステリアス♪美術に疎くても興味をそそられてしまう名画の謎



名画の秘密ってミステリアス♪美術に疎くても興味をそそられてしまう名画の謎、其の一です。このブログでは番外編の記事になります。
時代背景、画家の生涯、寓意それぞれ美術に疎くても知って損はない、知っていくとさらに絵に興味が湧いてきて覚えやすいですね。





ミケランジェロが描いたシスティーナ礼拝堂の天井画の謎「アダムの創造」の神の絵は「脳」の断面図??


盛期ルネサンスを代表する芸術作品の一つでシスティーナ礼拝堂の天井画は、1508年から1512年にかけて制作されました。
天井画がある壮大なシスティーナ礼拝堂は、1477年から1480年にかけて、教皇シクストゥス4世によってバチカン宮殿内に建造されたものです。




ミケランジェロが聖書の冒頭にある『創世記』に取材した9つの場面を描いたうちの一つ、「アダムの創造」の神の絵が脳の形に似ている!といわれています。



これは、1990年、神経学者のMeshbergerが「アダムの創造」の右側部分、神々の形は脳の形状に完全に一致すると発見。
彼はミケランジェロ自身芸術を磨くために人間の解剖も行っていた事も調べ、上の絵のような秘密があることがわかったんですね!

その後『アダムの創造』、『天地創造』など聖書の場面が描かれている世界で最も有名な宗教画の中には、人体解剖の知識が38枚の壁画のうちの34枚に織り込まれていると、ブラジルの外科医ジルソン・バレットと芸術愛好家のマルセロ・ド・オリービフが指摘し、ロイター通信で報道されました(2005年)。

《アダムの創造》以外にも、

《イブの創造》で神が来ている衣が肺に見えるといった説、



また、《リビアの巫女》は逆さまにみると、巫女の衣と彼女の胴体の底の部分が、腕の骨のように見えるといった説まで。



とまぁ残る31枚に織り込まれている知識においても、素人には少し気づきにくいものかもしれません。

ピカソやゴッホの絵に隠されていた絵の中の隠し絵


20世紀美術の巨匠パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)作の「青い部屋(Blue Room)」に、ひげを生やした男性を描いた別のピカソの絵が隠されていることが判明した。同絵画を所蔵する米美術館が発表した。



男性の肖像画は「青い部屋」と同じ年に描かれたとみられているが、悲哀感が漂う「青い部屋」に対し、肖像画の作風は大きく異なっており、精神的なショックから「青の時代」を迎えるピカソの心理的な変化をうかがわせる
ピカソ「青い部屋」 隠れていた肖像画 X線でくっきり判明 (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)


名画「ナポレオンの戴冠式」の秘密

世に二枚存在するナポレオンの戴冠式




ナポレオンに献上する為に描いた1枚と作者ダヴィッドが自身で保管したい為に描いた複写画。ルーブル美術館とベルサイユ宮殿にあるこの二枚のナポレオンの戴冠式の絵画は何が違うのか、なぜダヴィッドはこの絵を描いたのか、下絵の段階の話などナポレオンの戴冠式の絵画について詳細に説明してくれています。

merci-paris.net


「立ち去れ、私は神の秘密を隠した」アナグラムで巧妙に絵画に隠された秘密のある絵画





ニコラ・プッサン (Nicolas Poussin)の絵画「アルカディアの羊飼いたち」に隠された秘密。これは知っている方が多いですね。
石碑に刻まれた文字「我、アルカディアにもあり」がアナグラムになっていて「立ち去れ、私は神の秘密を隠した」と読み取れるという点。そして絵画のモデルになった場所があるという点。詳しくは下記のサイトがとてもよく教えてくれています。

salvastyle.com

作者の真意としては、こちらのサイトの意見が参考になるかもしれない。秘密などは抜きにして若いころに描いた同タイトルの絵画と50代に描いた絵画とで精神面での違いから生まれた内容の違いなどがよく分かる。

ヴァーチャル絵画展


話は変わりますが、
「画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密 」が今年6月に公開されますね。




この映画は、美術史とともに描かれる、1人の女性の物語。19世紀半ばにフランスで起こった芸術運動「印象派」。その印象派の誕生に大きくかかわった女性画家ベルト・モリゾが、巨匠エドゥアール・マネとの出会いを経て、一人の女性として成長していく過程を描く。

主人公のベルト・モリゾは画業の初期において、マネの絵のモデルをたびたび努めていた。マネの代表作『バルコニー』、『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』にも描かれている。同時にその頃、モリゾはマネの画風から多くを学んだという。本作ではアーティストとしてのベルト・モリゾだけでなく「女性」として生きることと「画家」として生きることの両方でゆらぐ姿を映し、今まで描かれることのなかったマネとの関係をも織り込まれている。


FASHION PRESS

みたいみたいみたい。でもおそらくはミステリーとしての「秘密」ではないのでしょうけども。